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建物工事の手抜き、ミス、仕様を下げる行為を見張る

入札により、コストをいくら抑えても、品質を落とされては意味がありません。監理は重要なポイントです。
コストと品質の両立 「競争入札と監理体制」

入札などにより厳しい工事費で建設会社が仕事をする場合、特に品質を保つためには依頼者の代理人としての設計事務所の介入が必要不可欠となります。 それは監理者が介入することによって品質面でのチェック機能が働くからです。
私たちが実際に仕事をすすめる上で重要と考えるポイントは次のとおりです。

しっかりした設計図書
建物も単に安かろう悪かろうではお話になりません。いくら工事費を節約しても建物の内容が劣悪なものになってしまっては意味がないからです。品質、内容を良好にするためのポイントはしっかりした設計図面をつくることにあります。設計をする場合、なるべく詳細に仕様、設備内容を決めて現場判断をなくすようにしなければなりません。また現場での仕様の変更は設計者の許可をとるというルールも徹底する必要があります。
しっかりした工事監理
また、いくら設計をしっかりしても、設計図書で定められた仕様を勝手に変更されたり、手抜き工事、ミス工事をされては何にもなりません。
私たちは配筋検査、コンクリートの成分検査、その他、図面通りに間違いなく施工されているか工事の監理をしっかりおこない建物を見守ります。なお、私どもでは現場監理員がどのような打合せをして、何時、どのような検査をしたか、何を指示、指摘したかなど詳細に内容を記録して毎月お客様に報告いたします。このようなチェック機能があってこそ、厳しい入札ができるのです。
しっかりした建設会社を選ぶこと
さらに入札ゼネコンを選ぶ場合は、ある程度の企業規模があり、公共工事を扱っている社会的に知名度のある建設会社を対象とすることも大切です。これらの会社では技術の蓄積があり、品質管理もしっかりしているからです。
公共工事では公の監理基準により、一定の資格、技術力が求められることになっています。またこういった企業ではコンプライアンス(企業の法令遵守)についても取り組みがしっかりできているからです。

コストと品質の両立は、しっかりした「設計、監理体制、施行会社」により実現します。

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  • 躯体チェック例
    ①.
    鉄骨工場にて、超音波などを使いピンの先ほどの穴が空いていないかの品質検査
  • ②.
    実際に使用されているコンクリートの水分量検査、サンプルの抜き取り検査(検査機関に出して強度検査などをおこなうためのもの)を施工者とともに立ち会う
  • ③.
    建物の躯体工事、杭工事などの基礎工事から各階の柱、梁、床、建ち上がり壁などの配筋工事では、定められ規格の材料が使用されているか、場所ごとに異なる径などが正しく配筋されているか、また間隔、結束はどうか、型枠のかぶり寸法はとれているかなどをチェックし、不良の場合は是正させます。
    また、その他試験結果についての精査や多々ある工事中の施工側からの質問に答えて、施主の利益を考えて対応をいたします。

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