ホーム > 高齢者向け優良賃貸住宅制度
弊社では20年ほど前から、横浜市の市営住宅制度(シニアりぶいん)等、高齢者向け住宅などの土地有効利用を多く手掛けてまいりました。今は市営住宅制度の新規募集はありませんが、その制度に代わるものとして「横浜市高齢者向け優良賃貸住宅制度」(以下「高優賃」と呼びます)を手掛けています。
建築費の一部金額が補助されます
国、横浜市などから工事費の整備費補助金を受けることができます。あくまで設備等の内容によりますが、最大建設工事費の1割程度の補助金が出る可能性があります。
高い入居率の理由は家賃補助、高齢者向けのサービス
高優賃には次のような特長があるため、高い入居率、結果として安心安定のマンション経営ができます。
- 家賃減額補助
入居者は契約家賃に対して最大4万円までの家賃減額補助を受けられます。つまり他の物件に比べ安い家賃で入居できます。(家賃減額補助には期間があります)
高齢者向けのサービス入居者はバリアフリーはもちろん緊急通報サービスをはじめ生活支援サービスを受けることが出来ます。
超高齢者社会による需要増他の年齢層が減少する中、高齢者人口は増加すると見込まれています。これに対し高齢者向けの住宅は高齢者人口のおよそ3%と不足しています。
横浜市住宅供給公社による安心の事業サポート横浜市住宅供給公社が、募集、管理などトータルで事業をサポートをしてくれます。
エイゼットの役割
横浜市住宅供給公社などが事業計画応募窓口になりますが、申請書一式(計画の具体的な立案、事業計画、必要な設備・仕様計画、申請書類)の作成などは私たちが調査した上で公社と相談しながら作成します。
高優賃は応募したからといって、合格するとは限りません。
募集戸数は年に通常200戸(部屋)ほど(年一度の募集に対し、その都度発表)です。立地や設備、条件などを総合的に点数化し、その評価点数で選ばれます。
私たちは極力合格できるように評価点数を計算しながら計画をたてますが、最も大切なのは事業の収益性を踏まえた「お客さまにとって優良な計画であること」です。
この制度を建築会社が案内する場合もありますが、手続きを独占的におこなうことで、競争原理が働かず工事費が高くなりがちです。弊社は収益性をあげるために、当ホームページで紹介させていただいているノウハウを駆使し、競争原理を活かし、コスト、建物のスペックをより優れたものにしています。
当制度の事例紹介
- ラニカイ
横浜市鶴見区
戸数 49戸
敷地面積1293㎡
RC6階建て
いつも穏やかで素晴らしいお人柄の「ラニカイ」のオーナー様です。
事業についてお話しをお伺いいたしました。
お客様は地元で先代から民間自動車整備工場を営んでおられました。工場と立体駐車場を有し、社長様の人柄もあり、地元でもよく知られた施主様です。
建築前には跡継ぎ問題と、社会の変化にともない今後の事業の転換を考えておられました。弊社には計画の数年前から相談がありましたが、社長様のお仲間から高優賃のことをお聞きになり、制度についての調査を依頼されました。
そこから時間をかけて検討を重ね横浜市の制度を利用した高齢者用の賃貸マンションを選択されました。
- Q:高齢者向けの制度を選択するに至ったのはなぜですか?
- これから人口が減少することがはっきりしている反面、高齢者の人口は急激に増え続けていくことが一番の理由です。 それと計画地は準工業地域であり、特に一般の賃貸住宅としては少し厳しいとエイゼットさんから聞いていましたので、事業内容に特徴を持たせるという意味でこらからの時代に沿っている方法だと思いました。
- Q:弊社のお手伝いした業務でよかった点を正直に教えてください。
- エイゼットさんにはすべてをお任せという感じでした。
まず制度について詳しく調べ、希望が通るまで何度も検討を重ねてくれたことですね。申請前には準工業地域ということで地域全体の需要調査をもとに横浜市へ事前相談をして申請資格を得ました。
また、家賃は横浜市の鑑定により決まるので、かかる建築コストを予算内で抑えなければなりませんでした。そこはエイゼットさんが建築会社を一社特命で選ぶのではなく、入札方式で選ぶという民間ではユニークなやり方をしていたので、建物の仕様はまわりから褒められるくらい満足してますが、建築コストはしっかり落とせたことがとても大きなポイントだと思います。敷地の効率から考えたプランをたて、選定されるために申請書類の作成から役所等との折衝まで、私たちにとって何が一番有利かという目線でしっかり仕事をしてもらうことができました。
- Q:建物が完成し、運営が始まっていかがですか?
- 後継者のことも含め、ゆくゆく今までの工場のままでは大変だったと思い安心しています。お蔭様で、収益と税金対策を含めた事業再編が十分できたと考えて感謝しています。
現在のような不安定な問題、そしてこれからますます進む少子化による高齢者の増加に対してエイゼットさんは真剣に考えてくれました。 必要な住みよい環境を高齢者の方々に提供することで、社会的な貢献もできたのではないかと感じています。